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リヤカーQ&A
Q.サイズの選び方は?
A.乗せるもののサイズを測っておきましょう。
乗せる荷物が決まっている場合は、大きさを測って、それが荷台内径寸法に収まることを確認してください。
適当なサイズのモデルがない場合は、特注でサイズ変更することができます。
この場合、設計変更の費用+サイズ拡大分の費用が発生します。
個人ユースで、乗せるものが決まっていない場合は、自宅を出発して目的地までのルートを想定しておくのが良いでしょう。
とくにマンションにお住まいの方は、玄関・通路・エレベータ・エントランスを通過できるかどうか確認して選ぶと後々楽です。
16インチ以下のタイヤ(グレーのタイヤです)のモデルは、すべてこれらを通過できるように設計されています。
Q.組立式と折りたたみ式の違いは?
A.「強度」優先か「収納性」優先かでお選びください
【組立式】
・強度・剛性に優れる=配送など、毎日の業務や長旅などに向く
・付属のレンチ1本で分解も可能(5~20分程度)
・立てて保管すれば、大きなスペースは要さない
【折りたたみ式】
・工具なしで簡単に折りたたみ=収納スペースが小さく、車載などに向く
・コーナー金具を使用すれば、組立式に準ずる剛性を発揮
積載物が重い場合、毎日の酷使、路面が悪い場所での使用、長い距離を走る場合などは、耐久性に優れた「組立式」がより安心です。
Q.エアタイヤとノーパンクタイヤ、どちらを選ぶ?
A.使用頻度と積載物の重量で選びましょう
【エアタイヤ】
・クッション性に優れる(振動が少ない)
・引き抵抗がやや小さい
・放置しておくとエアが少しずつ抜ける(ゴム分子の間から)
【ノーパンクタイヤ】
・パンクせず、メンテナンス不要。長期保管後もすぐ使用できる
・クッション性ではやや劣る(ただし、一般的なものより柔軟性のあるものを採用しています)
・耐久性、耐荷重自体はエアタイヤと同等
エアタイヤは、空気圧を変えてクッション性を調整できるメリットがあります。
また、引き抵抗が小さめで、軽やかさがあります。
積載物が軽い場合は、エアタイヤの方が振動が少なく快適と言えます。ただし、積載物が20kgを超えたあたりからノーパンクタイヤとの差は感じられなくなってきます。
パンク時の対処は、自転車のタイヤと同等です。
ノーパンクタイヤは、なんといっても空気を入れる必要が無く、パンクの心配がないという大きなメリットがあります。
防災用・緊急用など、長期の保管が前提の場合は、エア抜けのないノーパンクタイヤを選ぶのが良いでしょう。
また、長距離のツーリングなどの場合もパンクのリスクが避けられるので便利です。
エアタイヤより若干硬いので、荷物が軽い時にはやや振動を伝えやすくなります。積載物が20kg以上になると、エアタイヤとの差は気にならなくなります。
一部の大型モデルに採用している「業務用超高圧タイヤ」は、通常のエアタイヤの2倍以上の空気圧に対応し、重量物の運搬には最も適します。
2本の使用で、最大300kgまでの荷重に耐えられるようになっており、耐久性においてもノーパンクタイヤを上回ります。
配送業務での酷使には、このタイヤを採用したモデルがおすすめです。
Q.牽引する自転車は何がいい?
A.小型リヤカーなら何でも、荷物が多いなら電動アシスト
当社のリヤカーはきわめて軽量です。
また、牽引時も驚くほどスムースで、重量を感じさせません。
そして、ほとんどの自転車に適合するように作られています。折りたたみ小径から700Cロードバイクまで、タイプを選びません。
小型のモデルなら、どんな自転車でも問題なく牽引できます。
ただし、勾配のある道では、積載重量に比例して体力が求められます。
このような傾斜地での使用、そして重量物の運搬や業務での使用には電動アシスト自転車がたいへん便利です。
現在の日本製電動アシスト自転車は素晴らしい性能を持っており、たとえばリヤカーに100kgの荷物を載せても、坂を軽々と登っていきます。
この数年、リヤカー+電動アシスト自転車は都市部の流通の一端を担うようになっており、優れた輸送アイテムとして定着しています。
ビジネスでの使用にとくにオススメなのが、パナソニックサイクルテックのビジネスビビというモデルです。
パワフルさ、耐久性、業務用としての作り込み、バッテリーの性能など、日本を代表する工業製品のひとつと言っても過言ではありません。
中でも、20インチのモデルはリヤカーとの相性は抜群です。(当社でも、テスト用として1台使用しています)
また、特殊な自転車にもできるだけ対応いたします。
ご心配な場合は、ご使用の自転車の型番をお知らせいただければ、当社でスペックやジオメトリをお調べし、装着可能かを判断させていただきます。
Q.保管やメンテナンスなどは?
A.ほぼメンテナンスフリーですが、タイヤのみほんの少しのご配慮を
本体がアルミで出来ている当社のリヤカーは、そのほかの部品もステンレスや防錆処理済みのものだけで構成されているため、サビや腐食の心配はほとんどありません。
雨に濡れたら拭き取る、塩水がかかったら洗い流す、という程度で長期間の使用に耐えます。
ただし、タイヤだけはほんの少しだけ配慮いただくと、長期間初期の性能を維持できます。
タイヤのハブはグリス切れを起こすと摩耗しますので、頻繁に使用する場合は500km走行に1回程度、使用頻度が低くても年1回程度はグリス切れしていないか確認してください。
「重い荷物を乗せたまま長期間放置しないでください」
ゴムは圧力がかかった状態で長期間放置すると変形が戻らなくなる性質があります。
重い荷物を載せた状態で長い時間動かさずにいると、地面と接している部分が平らに変形したまま戻らない「フラットスポット」ができることがあります。これはエアタイヤでもノーパンクタイヤでも同様です。
そうすると、牽引時に振動が発生し、不快であるだけでなく、リヤカー本体や自転車に悪影響を及ぼす恐れがあります。
長期間使わない場合は、このページ上部にあった写真のように、背面を背にして立てて保管するのをおすすめします。
タイヤにも優しく、またスペースも節約できます。
Q.メッシュ仕様とパネル仕様の違いは?
A.メッシュ仕様は軽量化のためのものです
アルミを主な素材とし、特殊な構造をもつ当社の製品はどのモデルも極めて軽量にできていますが、中でもメッシュ仕様のものの軽さは特筆すべきレベルです。
とくに、折りたたみ作業や保管、車への積載などで持ち上げる可能性のある「折りたたみモデル」については、床までメッシュ加工を施し、他社製同サイズのリヤカーと比較して30~40%もの軽量化に成功しています。
個人ユースやノンアシスト自転車での牽引なら、メッシュ仕様がおすすめです。
ただし、小さい荷物(メッシュの目15mm×15mm以下のもの)をこぼしたくない、というような場合はパネル仕様がおすすめです。
また、重い荷物を載せて連日酷使するようなケースでも、若干強度に勝るパネル仕様の方がより安心です。
電動アシスト自転車での牽引では、両者の差はほとんど体感できません。